約束は守ったほうがいい。相手が自分であっても。

4月24日、チェリまほのブルーレイ購入者限定のオンラインイベントが開催された。
私は参加していないが、とてもよいイベントだったようで何よりだ。
何よりだ……。

私はこのイベントに申し込まなかったことを、自分でも驚くくらい後悔している。タイのオンラインイベントにも参加していないのだが、その時は仕事が忙しく参加できそうになかった(現に出勤した)し、参加された方の詳細な感想文を読んだだけでその情景が目に浮かび、それだけで幸せな気持ちになれた。今回は参加しようと思えばできた。ブルーレイを再生できる機械は持っていないが、ちょうど(?)DVDレコーダーの調子が悪いので、ブルーレイプレイヤーに買い替えるという言い訳もたった。仕事もあの時ほど忙しくはなかった。

HDDに録画してあるのでブルーレイをわざわざ見ることはないだろう。本編が最大のコンテンツなのだからそれだけがあればいい。イベントも感想文を読ませてもらうだけで、もっと言えばあの二人が幸せでいてくれるだけで十分だ。と思っていたが、「ブルーレイの画質最高!」「特典映像がよかった!」という感想を見るたびに、どんどん気持ちが購入へ傾いていった。もうほぼ買う気になっていて、「4月半ばの出張を乗り切ったら買っていい」と自分に言い聞かせた。イベントを見て、気持ちに区切りを付けて、日常生活を頑張りたいと思っていた。でも心のどこかで「買わずにすむならそれに越したことはない」とも思っていた。そして結局買わなかった。

イベントの申込締切が過ぎた後、そしてイベントが開催された後、驚くほど後悔した。私は自分との約束(「出張を乗り切ったら買っていい」)を破った。これから「これを乗り切ったら○○していい」と自分に言い聞かせようとしても、もう自分を信じることができない気がする。何かを買おうとしてもこれよりも欲しいのかどうか検討して、そしてこれよりも欲しいものなんてもうない気がする。久々にできた楽しみなのに、私はそれに正しくお金を払うことが出来なかった。漫画は電子書籍で全部買ったけど、ドラマには1円も払っていない。あんなに好きなのに。これからブルーレイを買おうと思っても、「だったらイベントに参加できるうちに買えばよかった」と思ってしまうだろう。

「早く起きよう」「勉強しよう」、、、今まで自分との約束をたくさん破ってきたから、(自分にご褒美的な)都合のよい約束だけ守るなんて、とも思っていたが、それすら守らないっていうのは、もうなんか自分にちょっと失望している。肝心なところでケチってしまう。それで人生何度も失敗してきた。本当に格好悪い。

約束はいつでも守れるとは限らないからこそ、守れる時には守ったほうがいい。相手が自分であっても。